3Dウォークスルーは3Dタイプのバーチャルツアー。Googleストリートビューは2Dタイプのバーチャルツアーです。こちらの記事でも解説しました。
せっかく作成した3Dタイプのバーチャルツアー。皆さんがよく使うGoogleストリートビューでも見られるようにしたいと思いますよね。ふたつの方法でGoogleから見られるコンテンツにできます。
そのままストリートビューに連携させる
実は3Dウォークスルーは、そのままGoogleストリートビュー上に持っていくことができるんです。実際にGoogleマップで表示されるのと同じ場所に、同じように移動できるコンテンツとして再現できます。
しかし、いくつかの注意点があります。
- 画面上のコンテンツは再現できません。3Dウォークスルーの画面に設置した情報はGoogleストリートビューでは見られなくなります。
- 立体的な構造表現はなくなります。3Dから2Dに持っていくため、機能や仕様はGoogleストリートビューのものとなります。
- 画質が劣化します。3Dウォークスルーは4K高画質で表示できますが、Googleストリートビューでは画質は劣化するおそれがあります。
- 住宅などプライベートな場所はGoogleストリートビューには掲載できません。これは3DウォークスルーだからというよりもそもそもGoogleストリートビューではできないということです。
とはいえ、イチからGoogleストリートビューのコンテンツを用意するよりもはるかに手軽ですし、時間もかからないのは大きな利点です。
パノラマ画像を使いましょう
GoogleのMEO対策として有効なのがGoogleビジネスプロフィールからのコンテンツの充実です。オーナー権限でパノラマ画像をアップすることができます。ユーザーはパノラマ画像を見ることで、その場にいるように閲覧できるようになります。
空間の中を自由に歩いたり、様々なコンテンツを設置することはできませんが、あまりインターネットに強くないユーザーでも閲覧しやすいコンテンツです。3Dウォークスルーでは撮影した箇所からのお好きな角度のパノラマ画像を出力して提供可能です。
たとえばホテルなら各客室のパノラマ画像、レストランなら普段見られない厨房を見せる、夜景や桜・紅葉の見事なシーンを見せる、といったこともできます。ウォークスルーはできないものの、3Dウォークスルーと合わせて活用することでマーケティングで有効な手段となるでしょう。
※MEO(Map Engine Optimization)は、Googleマップなどの地図検索で自社や店舗が上位に表示されるように最適化する施策です。特に地域密着型ビジネスに有効で、Googleビジネスプロフィールの充実、レビューの管理、地域キーワードの活用が重要です。これにより、地元のお客さんに見つかりやすくなり、集客が向上します。