
名古屋の多目的ホールで導入された事例をご紹介します。
JPタワー名古屋ホール&カンファレンスでは、遠方のお客様にも施設をイメージいただくため、カンファレンスルーム、ホワイエ、ホールで「3Dウォークスルー」を導入されました。この記事では、課題、導入の背景、活用状況、今後の展望について伺いました。
3Dウォークスルーとは?
バーチャルツアーと呼ばれるもののひとつです。インターネット上で遠く離れた実際の場所や空間を、まるでその場にいるかのように歩き回ることができます。会議室やカンファレンスホールなどのMICE施設での導入が増えておりますが、すべての施設に普及しているわけではありません。こうした中で、3Dウォークスルーを導入するのは、先進的な取組であり、他施設との差別化にもなりますね。
「MICE(マイス)」 Meeting(会議)、Incentive Travel(インセンティブ旅行)、Convention(コンベンション)、Exhibition/Event
JPタワー名古屋ホール&カンファレンス(愛知県名古屋市)

商業施設KITTE名古屋の3階に位置し、JR名古屋駅から徒歩1分のアクセス抜群の立地を誇る貸会議室です。ホール・カンファレンスルーム・ホワイエの3タイプの施設で構成しており、セミナー、展示会、イベントなど、幅広い用途でご利用いただけます。
JPタワー名古屋 ホール&カンファレンス Webサイト:https://jptower-nagoya-hall.jp/facility/holl
1. 導入を決めた背景と課題
–なぜ導入をされたのでしょうか?
JPタワー名古屋ホール&カンファレンスは、株式会社コングレが運営を担当しています。
3Dウォークスルーを導入したきっかけは、オーナーから「ホームページを更新したい」という要望があったからでした。もともと、遠方で下見に来られない方が多いという課題があり、「3Dウォークスルーは絶対に入れたい」とクライアントに提案のうえ、導入に至りました。
–遠方の場合、現地を訪れるとなると日程の調整が難しかったり、時間やコストの負担がかかってしまいますよね。遠いことがハードルになり、選択肢に入らないのは非常にもったいないことです。スタッフの方にとっても、見学対応やスケジュール調整の負担も小さくないはずです。双方にとって楽になるのは、理想的ですね。


2. 導入後の活用方法とメリット
–現在はどのように活用されていますか?
以前は写真のみで施設を紹介をしていましたが、施設のWebサイトに3Dウォークスルーを入れたことで、より直感的な案内が可能になりました。お客様はWebサイト上で、自由にバーチャル内覧ができます。

–利用されてみていかがですか?
内覧に来られない方や、空間のイメージがしづらい方にとって、特に活用できるツールだと感じています。会場を利用したことがある方であれば、ある程度の想像はつきますが、初めて利用される方にとっては「スクール形式とはどういう配置なのか」「幅間隔が掴めない」など、不明点が多くあります。その場でレイアウトを変えることも容易ではないため、事前に確認できるツールの存在は、私たちスタッフにとっても助けになります。
また、事前に確認できることで「思っていたのと違った」というギャップも減ると感じています。オーナーからも「ホームページが一新されて見やすくなった」といったお褒めの言葉もいただきました。

3. 今後の展望
–より活用するために、したいことはありますか?
幅が計測できる機能など、多機能である一方で、すべての利用者にそれらの存在が伝わっていないのではないかと…。言われないと気づかない機能もあるため、さらに分かりやすい案内が必要ですね。

イザンでは、以下のような活用方法をおすすめしています。ユーザーの理解を促進し、より効果的な情報発信が可能になります。
・3Dウォークスルー内に、使い方や機能説明のタグを設置する
・バーチャルツアーを開く前のホームページ上に、操作ガイドの注意書きを入れる
例)松好庵の事例:?マークの箇所にカーソルを合わせると、使い方の説明が表示されます。
4. おわりに
「JPタワー名古屋ホール&カンファレンス」では、バーチャルツアーの導入により、お客様が内覧をより快適に行えるだけでなく、スタッフの対応効率化やクライアント満足度の向上にもつながっていることがわかりました。
名古屋駅直結という抜群のアクセスに加え、都会的で上質な空間をご希望の方は、ぜひ一度お問い合わせください。
導入事例
JPタワー名古屋 ホール&カンファレンス Webサイト
https://jptower-nagoya-hall.jp/facility/holl