- 機械や家具を移動させてレイアウトを変更した
- 壁紙などを変更して内装のリニューアルを行った
- 新館を竣工したので本館とつないだものが必要になりそう
事業をされる中でこのようなことは、起こりうることです。以前に撮影、制作したものをうまく活用すればコストを抑えることができないかとご相談をいただくことも少なくありません。
3Dウォークスルーでは現在のデータを活かした追加、変更が可能
全体のレイアウトや内装を変更した場合は新しく全面的に再撮影となりますが、一部の変更や追加であれば以前のデータを活用できます。手順としては以前の撮影データの一部を削除したうえで、変更になった箇所のみ撮影を行うということになります。撮影時間もその箇所のみのため、全体を撮影するよりも短くなります。
業務用と一般公開用に分けて使いたい
ほかにも既存データを変更して活用したい場合もあるでしょう。
よくご相談いただくのは、Webサイトで公開するものと、内部データとして使うもの(非公開)を分けたい、といったケースです。
たとえば、コンサートホールで見てみましょう。
ひとつはWebサイト公開、つまり一般公開用につくる。しかし、楽屋や控室は見せたくないし、舞台袖や搬入口も公開できない。しかし、客席からどのように見えるのかはわかるように公開したい、といったご要望に向けたものです。
もうひとつは、実際に会場として借りて使う業者の方には資料として提供したい。遠方の見込み客にリモート内覧用として使いたいというもの。この場合は、楽屋や控室、搬入口などの裏動線はむしろ見せなければいけません。
この場合はまず裏動線も含んで、撮影を行い、大きなデータをつくります。それを複製して、一般公開用に見せたくない部分を削除したものをつくります。デジタルのデータだからできる作成方法です。
撮影・編集にかかる費用も2つだからといって2倍ではなく、1.2~1.3倍位に抑えられます。
この応用として、言語ごとに違うものを用意する、採用活動のためのバーチャルツアーを作成する、外部の清掃業者向けに用意する、といったこともできますね。