稼働率90%超。下見も見学も案内できない課題を3Dウォークスルーで解決。歴史的建造物 岡谷鋼機名古屋公会堂の活用方法

「施設の稼働率が高く、利用希望者の下見に対応できない」「歴史的建造物として見学希望があっても案内できない」。そんな課題を抱えていませんか?
愛知県名古屋市にある岡谷鋼機名古屋公会堂では、オンラインでの下見や見学を可能にする3Dウォークスルーを導入されました。館長の若林様とスタッフの青木様に、バーチャルツアー導入の背景や活用の手応えについてお話を伺いました。

左から若林様、青木様

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ところで…3Dウォークスルーとは?

バーチャルツアーと呼ばれるもののひとつです。インターネット上で遠く離れた場所や空間をまるでその場にいるかのように歩き回ったり、内覧や見学ができるものです。平面図や写真では伝わらない広さや動線や空気感までリアルに伝えられます。
株式会社イザンでは、3Dウォークスルーを提供しています。

例えば、このような課題をお持ちではありませんか?

・施設の稼働率が非常に高く利用希望者の下見希望に応えられない 
・歴史的建造物としての見学要望があるが、イベント利用で埋まっており案内できない 
・スタッフが案内業務や寸法確認の問い合わせ対応に追われている
・下見対応ができるスタッフの偏りがあり、ある一定のスタッフの負担が大きい

これらの課題は3Dウォークスルーで解決できます!
岡谷鋼機名古屋公会堂では、施設利用者向け(オンライン下見)と、一般市民向け(施設見学・歴史紹介用)の2通りで使い分けられています。

岡谷鋼機名古屋公会堂様のご紹介

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愛知県名古屋市にあるイベントホールです。大ホールや各集会室や和室や4階ホールなどを備え、連日多くのイベントが開催されています。1930年に開館し、2030年には開館100周年を迎える歴史的建造物でもあり、その荘厳な佇まいは名古屋のシンボルとして親しまれています。

Webサイト https://nagoyashi-kokaido.hall-info.jp/


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高稼働率による下見の難しさと舞台スタッフの負担を解消

稼働率の高さゆえに見学してもらえない歯がゆさ

施設の稼働率が非常に高いことが一番の理由です。大ホールで91.1%、その他の部屋でも60%以上と、ほぼ毎日何らかの利用が入っている状態でした。稼働率が高いゆえに次のようなことが起こっていました。

・イベント主催者などの利用希望者様から「下見をしたい」と要望があっても、他の予約で埋まっているケースが多発。
・舞台スタッフがメインで下見対応を行うため、日々の業務の負担が大きかった。
・遠方からのお越しの方にとって、日程調整が非常に困難。
・歴史的建造物としての見学ニーズも常々あり、年に2回程度のガイドツアーを実施。しかし、それ以外は断ざるを得ない状況。

これまでは保守点検日などの限られたスケジュールで、なんとか対応されていました。

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パノラマ画像のバーチャルツアーを導入していたが、導線が伝えられなかった

「実は導入前にはパノラマ画像(2Dタイプ)のバーチャルツアーをWebサイトに掲載していました。ただし、立ち止まれるポイントが限られており、館内をくまなく見ることができませんでした。部屋と部屋の動線が分かりづらく、紙のパンフレットを併用して説明しなければなりません。現地に来なくても下見や見学ができる環境を作れないか、採寸などの問い合わせによる業務負荷を軽減できないかと考え、オンライン上で疑問を解決できる、3Dウォークスルーの導入を決めました」

イザン・藤井コメント
すでにパノラマ画像のバーチャルツアーをお持ちで、切り替えられるパターンもよくあります。3Dタイプのバーチャルツアーは、導線が伝えやすいことが特徴です。2Dタイプと3Dタイプの違いは、こちらの記事でご紹介しています。

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岡谷鋼機名古屋公会堂のWebサイト トップページ

一般の方向け、利用者向けにバーチャルツアーを用意する

「利用者向けのオンライン下見」と「一般の方向けの施設見学や歴史見学」という2つの用途で、ターゲットに合わせてコンテンツを作り分けて活用しています。

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岡谷鋼機名古屋公会堂のWebサイトより

1.利用者向けのオンライン下見と採寸機能の活用

Webサイトにバーチャルツアーを公開し、東京や大阪など遠方のお客様や、予約が埋まっていて現地に来られないお客様に下見代わりとして活用されています。

「ちょうどこの前、舞台関係の業者の方から、電話で間口の寸法などを教えてほしいとお問い合わせがありました! バーチャルツアー上で計測できることをご案内できました」

データを関係者の方々にお渡しすることで、お客様ご自身で寸法計測を自己解決へとつながります。スタッフの方の気苦労や対応時間が減り、業務の手離れが良くなります。

2.郵送物に案内を同封し、事前の下見を促す

「施設ご利用者の方には、許可証や領収書などを郵送する際、同封する書類の中にバーチャルツアーの案内を入れています」 

常連のお客様にも早く新しい機能を知っていただけるように働きかけます。事前にオンラインで空間を把握していただいた上で現場を見ていただくことで、お客様の負担軽減にも繋げたい考えです。

イザン・藤井コメント
導入しただけでは、思うような効果は得られません。大切なのは、お客様とスタッフの双方に活用してもらうことです。まずは「バーチャルツアーを導入している」ことを知ってもらうこと。そして、その便利さや使い方を理解し、実際に活用してもらうことで、初めて導入効果が発揮されます。

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3.過去写真との比較

一般市民向けには、裏動線などをカットした見学用のバーチャルツアーを公開。歴史的建造物としての魅力を伝えています。過去の写真との比較ができるのが工夫されたポイント。1930年の開館当時の写真や、1979年の施設改修前のカラー写真などを空間内に埋め込みました。1970年代の写真はアメリカ軍の接収時代を経た当時の様子を知ることができる貴重な資料です。現在の2024年の景色と同じ画角で昔の写真を見比べられる面白さがあります。

イザン・藤井コメント
3Dウォークスルーは歩きまわれるのも特徴。「ここの画角が昔と同じだ」と、歩き回って探す体験ができます。自分で見つけられる面白さ」が、コンテンツとしてすごくマッチしています!

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4.事務スタッフと現場スタッフの連携強化

電話でのお問い合わせ時にも、お客様と同じバーチャルツアーの画面を見ながら説明することでコミュニケーションが円滑になりました。普段下見対応をしていない事務スタッフでも、バーチャルツアーを見ることで施設内の案内がしやすくなり、現場の舞台スタッフの負担を減らす助けになると思います。

イザン・藤井コメント
バーチャルツアーをデジタルパンフレットのような形で活用することで、「どなたでもある程度同じ均一の内容で、ばらつきなく伝えられる」効果が期待できます。

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–なぜ、イザンに制作を依頼されたのでしょうか?

「最初に3Dウォークスルーの存在や活用方法について提案いただいたことがきっかけです。バーチャルツアーの利点をしっかりと感じられたからこそ導入に踏み切ることができました。稼働率の高さから一日施設を空けられませんでした。保守点検日や深夜や早朝の空き時間を縫って撮影するというスケジュールにも柔軟に対応していただけたのが大きかったです。撮影のスケジュールが長期化することは避けたかったため、短期間で対応していただけたのは非常に助かりました」

イザン・藤井コメント
すべての施設が同時に空いている日程がなかったため、各施設の空き状況をご共有いただき、撮影日を3〜4日間に分けて調整しながら進めました。

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ますますバーチャルツアーの利用シーンが増えていく

「名古屋エリアのホール事情を考えると、今後も稼働率が下がることはなく、実地での下見はますます厳しくなっていくと予想しています。だからこそ事前にお客様にバーチャルで見て判断してもらうこの仕組みをさらに活用していきたいです。また2030年の開館100周年に向けて、バーチャルも活用し、公会堂の歴史や建物の価値を知ってもらえるような取り組みを続けていきます」

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3Dウォークスルー導入によって、期待できる効果をまとめました

1.現地に来なくても下見や見学ができる環境の構築 

・予約で埋まっていて実地案内できない機会損失を防ぐ 
・遠方からの利用者も事前に確認できる 
・事前に空間を把握することで現地での打ち合わせ時間が短縮される

2.自己解決と業務負荷の軽減 

・寸法を測りたいという利用者のニーズにその場で対応できる
・スタッフが案内業務や問い合わせ対応に取られる時間を削減 
・利用者の見えない不安を解消し施設側の負担が減る 
・電話口でも同じ画面を見ながら正確な案内ができる

3. ターゲットに応じた効果的なコンテンツ提供

・施設利用者用と一般見学用で作り分け
 ・過去の写真と現在の景色を見比べるなど付加価値の高い情報発信

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